書ける人だけが手にするもの(齋藤孝)読書メモを残していきたい

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書評ブログが好きな理由

本を読んで感想を書くというのは、入力に対して出力の関係。

そしてそれは単なる出力ではない。その人を通じてでしか得られない特別な出力で、その人の編集力が活きている。

その編集を通じた出力、再出力とでも言おうか、からその人の個性が見える
 過去: どのように生きてきたのか
 現在: 今何をしているのか
 未来: どのような未来を見ているのか

今回の読書で私は何を再出力できるだろうか

といいつつNotionにまとめたメモを貼り付けます。

試行錯誤してよりよいものを作っていきたい。

まず手始めに

書ける人だけが手にするもの


序章 話すように書けばいい


💡 アウトプットって頑張らないといけないイメージがあるけれど、もちろんその側面があるのだけれども、まずは自分自身が楽しもうっていう気持ちが大事

では、そもそもなぜ、「書く」のが難しいのでしょう。それは、「人のため」に書いているからです。

考えてから書くのではなく、書きながら考えればいいのです。

「書かれたものについて話す」ことが、まずは「書くように話す」トレーニングとして機能します。

第1章 いい文章には「型」がある


ひとつめは、「読む人の関心を引っかけるフック」です

2つめは、「文章の構成上のフック」です

本書で「書く」ことの目的としているもの──他者とより深くつながると同時に、自分という人間を再発見する力を身につけること

3つめのフックは、「自分の心を引っかけるフック」です

💡 書きたいけど、書けない。そういう積み重ねを積んでいくことで成長していく。
冒頭では自分自身が楽しもうという気持ちが大事と書いたけれども、それはもちろんで、もし自分自身が成長したいと思うのであれば、そういうことから逃げ出さずにしっかりと向き合いましょう。

「なぜ、それについて書きたいと思ったのか」

文章を書く上でもっとも本質的なフック

文章を書こうというとき、たいていは、「なんだか、これについて考えようとするとモヤモヤする」「モヤモヤするから考えてみたい」というところから始まります

モヤモヤの正体を言語化していくというのが文章を書くというプロセスであり、晴れてそのモヤモヤが解消したときには、まさに雲が晴れたかのように頭の中がすっきりします。

この正体を突き止めること、つまり自分にとって「素通りすることができない引っかかり」が何なのかを明らかにすることが、書くことの出発点であり到達点

💡 問いを立てる。 もっとも簡単でかつ効果的な本に対するアプローチ。

「なぜ?」「どのように?」

「なぜ○○は△△なのか、あなたは考えたことがありますか?

ちなみに、最初に立てた問いは、文章の表題愛しいて使うこともおすすめです。問の文言をそのまま、文章のタイトルとしてつけてみるのです。

💡 わかったつもりだと書けない!
これは理解が伴うもの全般的に通ずるもので感覚的に理解しているものを言葉にする過程で洗練されていく。一方で、言葉にできないものは欠落していってしまう。
言葉にできること自体に過信してはいけなくて、必要に応じて自分の感覚も大事にしていく必要があるなということも忘れてはいけない。

どんなに小さなことでも、もし何かわからないと思うことがあったら「そういえばどういう意味だろう? 調べてみよう」と素直に思えること。わかったつもりにならない、知ったかぶりをしない素直な姿勢が、問いを立てるための鍵になります

💡 テクニック

この締めの一文があることで、仁和寺のお坊さんの話が、単なるエピソードとして終わらず、教訓を含む読みものとしてまとまっている

エピソードを「普遍化する」「一般化する」ような文章をまとめとして入れるということです。

ひとつの出来事を俯瞰し、ほかの場合にも当てはまるような法則や教訓を導き出してまとめることで、含蓄のある読ませる文章になります

それぞれ思い入れのあるものの重さの中に、幸せの重さを感じることがあるの

💡 何か気になるフレーズがあれば取っておこう。
忘れるから。それでいつか思い出した瞬間に合法的なシナプスへの電流が流れる。

「この言葉は、あのときの話にピッタリだ!」というものと出会ったときの喜びは格別で、すぐにも文章を書き始めたくなる

概念とは、物事を見るための視点を与えてくれるもの

「概念」とは、思考の幅や選択肢を広げてくれるフックである

第2章 実践! この準備だけすれば、もう書ける


💡 最終的には自分の熱量が最も大事

伝えたいという気持ちが言葉や行間にあふれている文章は、それだけで魅力的で「読ませる」ものになる

書く対象を見つける努力をすることには、それ自体に価値がある

「自分が書きたいネタがどこかにあるはず。どこにあるだろうか」という素直な目で世の中を見渡してみれば、自然と「書きたいこと」が向こうから飛び込んできてくれる

💡 書いていくうちに自分の中にある熱量が上がっていくし、ふと自分からとんでもないものが出てくるかもしれない。 まずはたくさん書いてみよう。 今ならこうやってああだこうだと整理しやすいから。

自分の内側にある思考や感情を、思いつくままに片っ端から書き出してみる

すると、きっと「そうか、自分はこんなふうに考えていたんだ」「このことを問題視していたんだ」「この感情は、この思考から生まれていたのか」など、自分自身に関する新たな発見があるはずです。

最初は脈絡などなくていいから、自分の内側にある思考や感情をザーッと並べてみるといいのです

この「列挙力」とも呼ぶべき準備は、書くことに慣れていない人にとっては特に、書く力の土台になります

第3章 齋藤孝流 困ったときの書くレシピ


💡 書いた文章を読んでもらう上で自分をまず確立させることが大事。 まず、立場を決める。そして、その上で必要な層を重ねていく。

この文章を書いている、その私は何者なのか

文章とは、書く人の思考を文字としてアウトプットするものです

第4章 「読む」ことで「書ける人」に変わる


一冊につき三箇所は、引用できる文章を見つけるつもりで読む」という読書法

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